八幡平山系直轄火山砂防事業

八幡平山系直轄火山砂防事業
 岩手・秋田両県に広がる八幡平山系は、鳥海・那須火山帯に属し、岩手山、八幡平、秋田駒ケ岳、秋田焼山の4活火山が存在し、盛岡市までおよぶ広大な火山地を形成しており、火山地帯特有の地質などに起因する崩壊地が多く、荒廃も進み流出土砂量も増大しています。そのため、火山活動、集中豪雨による火山災害・土砂災害を防ぐため、平成2年度から八幡平山系直轄火山砂防事業に着手しました。



ナリヤ沢砂防えん堤工事

イメージ

ナリヤ沢砂防えん堤について
 岩手山の噴火に伴い発生する降灰と降雨による土石流から、重要交通網の東北縦貫自動車道及び人家55戸などを守る事により、民生の安定を確保することを目的としています。


砂防堰堤がない場合砂防ダムがない場合

砂防堰堤がある場合砂防ダムがある場合

●下流部では大水でながされてきた土砂で、川が埋まり、河底が上がる ●河底が安定する。

堰堤諸元
堰堤高(本堤) 14.5m
堤長 71m
主堰堤体積 5,727m3
計画推砂量 63,500m3
元河床勾配 1/10.6
計画河床勾配 1/15.6
流域面積 1.61km2
水通し計画対象流量 22.84m3/sec
堰堤基礎 砂礫

工事概要
工事名 八幡平山系ナリヤ沢砂防えん堤工事
工事場所 岩手県八幡平市平笠地内
工期 平成21年7月17日〜平成20年12月15日
発注者 国土交通省 東北整備局 岩手河川国道事務所
TEL 019-624-3131
請負者 藤根建設株式会社
本社 岩手県八幡平市松尾寄木12-23-2
TEL 0195-78-3111

工事場所
工事場所
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ナリヤ沢砂防えん堤一般図
主堰堤正面図
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工事の進行状況  
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八幡平砂防等工事安全連絡協議会